IMAGINE

東京から遊びに来てくれた友人と一緒に、広島現代美術館で行われている、オノ・ヨーコの展覧会「YES」をみにいく。わたしは2度目である。

オノヨーコといえば、「ジョンレノンの奥さん」くらいの認識しかなくて、正直言ってかなりおどろいた。
60年代、アメリカに渡り、ジョンケージらとともに「フルクサス」という前衛運動をおこなっていた頃、そして世にも知られるジョン・レノンとの反戦活動、そして彼の死後現在に至るまで… と大別できるそれらの作品群に共通したメッセージは、展覧会のタイトルでもある「YES」という言葉にもあらわされるように、シンプルにして深く、光溢れる自由さ、だとおもう。

「A BOX OF SMILE」という作品がある。
銀色の小さな箱はからっぽで、底には鏡が入っている。おだやかに光るその箱をのぞき込み顔をうつすと、そのタイトルに導かれ自然と笑みが浮かぶ。

自分の内側と向き合うという行為は、底しれぬ暗闇に目をこらすような、そして痛みをともなうものだと、ずっと思っていた。
彼女の導きによってまなこをひらいてみたとき、そこにはどこまでも青い空がひらけていた。

あの銀色の箱の中に映しこんだほほえみを、これからわたしはどのように体現し、人々と分け合うことができるだろうか。

http://www.new-york-art.com/Artist-Yoko-Ono.htm

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