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思い立って、旅行記でも。

角田光代の「幾千の夜、昨日の月」というエッセイを、湯船につかりながらちびちび読んでいる。
たくさんの旅先での夜の風景を読み進むうちに、わたしはリオの旅のことをだいぶ忘れてるなあ…とおもった。ので、ちょっと書いてみようと思う。

3月10日。MAKOさんにお願いして、あちこちに連れて行っていただくことにしていた。
午前中、タクシーでポン・ジ・アスーカルへ。
「タクシーで」とひとことで書くとなんてことないけど、気安く自分で呼び止めたりしちゃだめらしく(ぼったくられたり、ちがうところにつれてかれたり大変らしい)MAKOさんがわざわざ知り合いのドライバーを手配してくれた。
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ポン・ジ・アスーカルとは「砂糖パン」という意味。
たしかに、どでかいコッペパンみたいなかたちをした岩山で、ふたつのロープウェイをのりついで頂上へ向かう。もう、ここまで高いと怖いとも何とも思わなくなる…というくらいの高さを、急角度でのぼっていくロープウェイ。眼下にひろがるビーチはあっというまにジオラマと化した。
山頂にたどり着いて時計を観ると、MAKOさんとの待ち合わせまで2時間近くある。
人ごみをさけて裏手の山道をすこしずつおりていくと、静かにたたずむ老人や、背中をぴったりくっつけたままそれぞれの読書にふけるゲイカップルやらにぽつりぽつりとであう。さらに人気をさけて緑が黒々と茂る林をおりていくと、光も影もおどろくほど濃くて、まるで渡辺亮さんの描く絵の中に入り込んだようだった。瞑想しているときみたいに、すっぽりと心が静寂に落ちていった。
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ポンジアスーカルからおりると、麓でMAKOさんが待っていてくれた。
ボタフォゴ、というまちを目指すことにした。景色を楽しみながら気の向いたところで時々おりて観光しようということになり、バス停へ向かう。
リオのバス停には時刻表がない。24時間ノンストップで走っているのだけど、いつ、どこ行きのバスがやってくるかはさっぱりわからない。まあ、30分も待ってりゃ来るでしょう、というかんじで、おしゃべりしながら気長に待つことに。…結局、45分もバス停でおしゃべりしていた。しかも、乗ったバスは表示と違う方向へ…!?あわててMAKOさんが車掌さんに尋ねると、「最終的にはそっちのほうへいくから」と。経由地を勝手に変更したらしい。あはは。ずいぶんな遠回りになることがわかったけど、結局そのおかげでいい体験ができることになる。
コルコバードの丘の麓のまちで一回バスをおりる。雲に隠れて巨大キリスト像は見えたり隠れたり。あちこちウィンドーショッピングしたあともう一度バスに乗り、ジャルジン・ポタニコ(植物園)通りを抜けてボタフォゴというまちへ向かう途中、MAKOさんがファベーラ・ツアーの看板を見つけた。
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…疲れたので、つづきはまた明日…


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