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速報・再会スペシャル!

ツイッターでは書ききれないので、とりあえずブログで簡単に…
昨日、今日、明日は、人形劇俳優・たいらじょうさんのおでかけアリオス。今年で3年目。
今回は、通常のワークショップに加え、じょうさんのご厚意で、去年・一昨年にワークショップした学校にいき、参加した子ども達を対象に交流イベントを行っている。
このため、午前中に90分のワークショップを2本行ったあと、午後から「再会スペシャル」を約1時間…という強行軍。パレスチナでの公演旅行から帰国して1週間とたっていない中、じょうさんはいわきのこどもたちに、と頑張ってくださっている。
今日は、昨年6月に行った好間2小で、当時2年生だった子どもたちに再会した。
3年生になってクラス替えがあり、現在の担任の先生はお二人とも当時はいらっしゃらなかったのだが、こころよくじょうさんのお申し出を受けて下さった。
私たちも今日聞かされたのだが、子どもたちは、じょうさんにあえることを知らされていなかったのだそう。音楽室にはいると「にんぎょうのじょうくん」が机の上に置かれているのを見て大興奮!
そしてじょうさんが大きく手を広げて入ってくると、大歓声が起きた。
子どもたちは、なんと1年4か月前に体験した内容をひとつのこらず覚えてくれていた。
(昨日の内町小学校の子どもたちも、2年前のことなのに同じく全部覚えていた!)
ほんとうにほんとうに楽しそうに笑ったり、歌ったりして、再会の喜びを味わっているじょうさんとこどもたちの姿を見て、こみ上げてくるものをがまんできなかった。奇跡的な時間だった。
細かいレポートはアリオスのブログで近日中にご紹介することになると思うので(矢吹くんたのむぜ)とりあえずこんなところで…
でもほんと、現場はいっこいっこ大切に大切にやっていかなくては、と改めて思いました。

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うまれたまちのものがたり

なんか身体がとろんとしている。泣いたあとみたいだ。

この3連休は、演劇と映像のワークショップ「うまれたまちの物語」だった。
最近とにかくイベントが多いいわき。そのうえ朝10時から夕方5時までみっちり、
3日間通ってこれる人は、8人あつまっただけでもよい方なのかも知れない。
高校生から50代まで、職業もまちまちの8名。アリオスのスタッフもときどき参加者として関わらせてもらいながら、一緒に密度の濃い3日間を過ごした。

いまここは、いわゆる被災地である。今回の参加者には津波でうちを壊されてしまった人もいる。
実家が待避区域にあり、「うまれたまち」に戻れない人もいる。
幸いなことに震災前と同じ生活(?)を続けることが出来ている人々も、不安や悲しみと共存しながら日々を過ごしている。
講師の柏木陽さん、杉田協士さんは、そのことにことさらふれるでもなくいたずらに目をそらすでもなく、ゆったりとそして細やかに、ひとりひとりをみていてくれた。
そして参加者同士も、そのようにひとりひとりと関わり、自分と関わることができたのではないかとおもう。みんな、ほんとにのびのびと、心を許してその場にいた。
3日間、グループの組み合わせやテーマを何度も変えながらとにかくたくさんの映像を撮った。
最終日も、発表会の構成や稽古に費やすべき時間も削って、ぎりぎりまで撮った。
そんなわけで、観に来てくださった方にとってはいささかたいくつだったり冗長だったりするものに映ったかも知れず、申し訳なくも思ったが、柏木さんがそうしたかった理由はそばにいてとてもよくわかった。

震災以来、新しく人と関わるのがおっくうになってしまっていた。音楽や舞台にもあまり興味を感じなくなってしまっていた。そんなことでは仕事にならないし、なにより自分自身がどんどんきつくなる。なんども奮い立たせようとするけど、恐怖心が先に立ってしまう。
しかしこの3日間ですこーし、変化してきたように感じている。
どう変わっていけるかな。

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原発に近い町

「原発に近い町」というシリーズが、駅前の映画館ポレポレいわきで始まった。
原発をテーマにした映画作品の上映とミニ・シンポジウムの企画。これからしばらく続けていくのだそうだ。FBで情報を知り、さっそく行ってみた。
先月下旬からはじまっているチェルノブイリ・ハートの上映。
これまでポレポレいわきはミニシアター系の作品はほとんど扱ってこなかったが、
この作品ははや2週めに突入している。
今日は、1回目の上映後にミニ・シンポジウムが行われることもあり、朝一番の上映から50キャパの劇場は満席だった。
パネラーは、映画監督の高垣博也氏、「いわきの子どもを守るネットワーク」の団野和美氏と千葉由美氏、市議会議員の岩井孝司氏の4人。
だけど今回は、パネリストの話よりもこのシリーズを企画したポレポレの福田さんと、客席にいるお母さん達、そして東京からわざわざこのために駆けつけたという吉本の漫才コンビ「おしどり」のマコさんの話がとにかく印象的だった。

「専門家の話を聞くだけではなく、いまここで生きている人たち同士の話を聞いて、
これからどうやって生きていくのかをともに考えよう」
と語りかける福田さんにこたえ、パネラーも客席も境なく、3月の心境、今の心境を話されていた。

「おしどり」は、子ども向けの音曲漫才で人気のよしもとの芸人さん。
脱原発スタンスのあらゆる行動が目立って仕事に影響がでているとのことだったが、
全然ひるまず活動されている。てか、よしもともすごいなあ。
明るく、そして背筋のしゃんととおったお話しぶりが素敵だった。

自分の子どもは遠方に避難をさせながら映画館では子ども向けの映画をかけている、子ども達相手の仕事をしている…ということに、どこか負い目というか、違和感を感じることもある。いま、映画館としてできることは何か。そして映画館を訪れる人々の交流の場にできないか、とおもいこの企画を始めたのだ、と福田さん。
久しぶりに胸が熱くなる思いがした。まさに自分に科せられているテーマだ。

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