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自転車に乗って

午後からずいぶん風が強い。
ほこりっぽいけど、自転車でうちの近所を1時間ほど走ってみた。

まっさきに龍門寺さんへ。
建物が古く、耐震構造に不安があるということで、屋根の瓦をはずし、改築を始めた矢先だった。
祈る思いで坂を上がってみたら… 文化財の山門も、本堂も無事でした。
おしょうさんは東京で被災し、知り合いのお寺さんと助け合いながら3日後の未明にいわきに到着。
内部は一部損壊したものの、建物はしっかり。本当によかった。

治療院の先生もいわきに戻ってこられていた。
久しぶりに顔を見てほっとした。あしたから営業らしいです。
でもちょっと疲れた表情… わたしのほうが元気かも…(笑)

駅前は歩道がちょっとがたがたしているけど、まあ大丈夫。
ラトブ(駅ビル)で、以前ライブでお世話になった女性にばったりあった。
3月頭に出産し、退院して戻ってきた日に地震に遭った、とおっしゃっていた。
でも家族みんな無事とのこと。

アリオスカフェの順子さんとは電話で。
もともといわき出身ではない彼女、営業再開までの間、失業保険で暮らしをつなぎながら、
自分にできることでサポートしていきたい、と思っているのだそう。
とりあえず、カフェでもやっていた「あみものワークショップ」を、避難所にいるお年寄りとやれたら、と考えているとか。
…受け入れ体勢ってどうなっているんだろう? しらべてみよっと。

いよいよ明日から仕事再開。
常備菜をつくりためておかねば。

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心の宿・ゆうこ 開店!

まだ水道が復旧していないとか、家族と離ればなれになっていて生活が不自由な友人に、
うちのお風呂や洗濯機を使ってもらったり、夕食をたべてもらったりしたいな、と思って、
「心の宿・ゆうこ」をはじめることにしました!

実家や、佐渡・東京の友人たちに協力をお願いして物資を送ってもらい、
うちも整理がついたので、昨夜からさっそく開店。
きのうは3人の友人が尋ねてきてくれました。

美味しそうにご飯を食べてる顔をながめてるだけで、泣きそうに幸せだった。
こんな普通のことが、本当は奇跡だったなんて、思いもしませんでした。

これから、出来る範囲で、ぼちぼちと続けていきます。
ほっと一息つきたいな、とおもったらどなたでも、くつろぎにきてください。

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ただいま

昼過ぎにウィークリーマンションを出て、ミーティングに向かう途中、マンションの鍵を持ってきてしまったことに気づき、あわてて戻って出直し。
ミーティングがおわって急いで高速バスのバス停に向かう途中、回数券を落っことしてしまった。
幸い1枚だけのこっていたのでそれでぎりぎり乗車。
降りるときにはまた回数券がみあたらなくなって、運転手さんに注意され…
いやー、おまぬけぺこ、大復活です。

丸3週間の長い旅を終え、やっといわきに降り立ちました。
暗くなってから市内に入ったので、まちの様子の変化はまだよくわかりません。
友人夫婦が迎えてくれて、とてもほっとした… 
一緒にうちに帰ってみると、かなり片付けてくれていて、ほんとに助かりました。

いまはこたつにもぐりこみ、まったりくつろぎ中…
こうして帰る家を残しておいてくれて、神様本当にありがとう。
そのぶん、わたし、がんばります。

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感謝を込めて。

きょう、いわきに帰ります!

数日前から保存食や食器を買ったりわくわくしながら準備した荷物をまとめ、
さー出そう!と思ったら、当たり前ながらどこの業者も思う時間に集荷は来れず。
コンビニに持ち込んでみたら「福島は受けられない」(営業所持込ならOK)。
しゃーない、最寄りの郵便局までタクるか…とおもっていたら、隣のレジで話を聞いていた若い主婦の方が「近くの郵便局まで、一緒にいきましょう」と声をかけてくれた!
自転車に段ボール箱2つくくりつけて、10分以上の道のりを一緒に歩いてくださいました。
こちらの細かい事情も聞かず、自分の名も名乗らず、助けてくれたひと。
ほんとうにありがたかった。私もこうありたいと思いました。

地震から半月を過ぎ、原発の状況はどんどん厳しくなってきています。
報道やさまざまな情報を見るにつけ、今現在誰ひとりとして、この先どうなるか、どうしていきたいのか、ちゃんと見えている人が一人もいない、導ける人はいない、ということだけはわかりました。
そのなかで、わたしはどう動きたいか、動くべきかを考えたとき、やはり、いわきに戻ることが一番だと思いました。

現在の私にとっては、日本中でいちばん「安心」できるまちは、いわきです。
市のスタッフ、アリオスのスタッフ、おでかけアリオスであった素晴らしい人たち… 
大好きな、大切なひとたちが、それぞれに懸命に働いてくれている。
そして広島の家族、佐渡の人たち、東京の人たち、一緒に旅した海外のアーティストも… 遠くから応援し、支えてくれる人たちがたくさんいます。
いま私は、たくさんの人の愛情を、いっぱいに感じて生きています。

帰って、現実を目の当たりにしたとき、打ちのめされるかも知れない。
ほら、よわむしだからね。
しかしまずそこから始めないと、この先をいきていけないような気がします(大げさか?)。

まずは自分の住まいをととのえるところから…
時が来たら動き出せるように、心と体を整える。
落ち着いてやっていこうと思います。

4月1日から仕事も再開します。
いくで!

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よわむしらしく

きのう、那須に避難しているYさん夫婦が誘ってくれて、日帰りでいわきに戻る画策をした。
急に決まったので興奮してしまって眠れず、家に仮住まいしている友人への差し入れを準備したり、地震以来消息がわからなくなっている治療師さんへの手紙を書いたり(治療院に貼って帰ろうと思っていた)しながら夜明けをまち、5:30に意気揚々とうちを出たものの、東北新幹線に乗り宇都宮にさしかかったところで、震度5弱の地震で新幹線が止まってしまった。
幸いなことに10分遅れで停電は復旧し無事に那須塩原まで到着できたものの、余震が続く可能性があるという情報で、Yさんは結局いわき入りを断念してしまい、わたしもあきらめることに。
でも、Yさんとじっくり話ができ、ああ今日はこのために旅をしたのだな、と思った。

今日は、前述のオステオパシーの治療師さんが北海道に避難して無事だというニュースをキャッチすることができ、とりあえず(いや、すごく)ほっとした。
「ブラジルから戻ったら、春までに元気になれるように、集中して治療しよう」という相談をしていた。私にとっては、やっと出会えた信頼できるいわきの治療師さんだった。
再会できる日がいつになるかはわからなくなってしまったけど、でもほんと、生きていてくれてよかった。 

きょうはそのほかにも何人かのアーティストとコンタクトがとれた。
みんな「いま自分が出来ること」を考え、力をためて待ってくれている。ありがたい。

昨日はずいぶん元気に動けたのに、今日はまたひきこもりモード。
ま、弱虫は弱虫らしく、ゆるゆると心身を立て直していくしかない。

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眠ろう。

ようやく疲れが奥からでてきてくれた。
午後から急激にバランスが崩れはじめ、体中がびりびりしびれて痛い。
味覚が鈍くなり、耳も遠くなっている。
きょうは大泉学園のinFで、賢作さんがライブがあるというのでとても楽しみにしていたのだけど、それどころでなくなってしまった。ねまきに着替えることすら出来ないままベッドに埋もれて数時間眠り、おきたら体のしびれはほぼとれていたのでほっとした。

きのうは、昼間はDiVaのまこりんに会い、夜は前の職場(=プランクトン)の同僚・のもどんが、ゆうごはんに誘ってくれた。
話題はやっぱりすべて地震関係… ま、あんまり二人とは普段からガールズトーク全開!って感じの関係でもないんですけどね(笑)。
東京でも、ライブが続々とキャンセルになっているそうだ。
一番の理由は電力不足。現場でつかう電気量もそうだが、計画停電の影響でお客さんの足が不安定なことも原因のようだ。
でも、クラブクアトロみたいに、アコースティックライブを企画してがんばって営業しているところもあるらしい。きょうのinFだって、30名も入ればぎゅーぎゅーになっちゃうようなちいさなハウスは、ここぞとばかりにがんばってほしいなあと思う。

海外のミュージシャンの渡航自粛なども大きく影響している。
ライブを予定していたミュージシャンが本番前に無断で帰国したなんてうわさも聞き(プランクトンのアーティストではありません!)、唖然。
まあでも、日本のメディアが出す情報と海外のそれとにかなり差もあるらしくて(どちらが正確な情報かはわからないけど)、確かに不安だろうと思う。国が渡航自粛を訴えているとこもあったりするし。
「でも、いま海外から大事なミュージシャンをお迎えしても、十分なお世話が出来るとはとてもいえないしね」とは、プランクトンの川島さん。
…たしかに。その視点、ちょっと忘れそうになっていた。はずかしい。

音楽を楽しみたいと思う気持ちを「不謹慎」っていうのはやめてほしいなあ、と思う。自分たちの商売だから、っていってるわけではない。コンサートをどんどん聴きにいこう!って言ってるわけでもない。
音楽(や芸術)は、一人ひとりの中に潜む心の力や生命力を、呼び起こしてくれるものだとおもうから… 鼻歌でもいいから、あなたのかたわらに、音楽を呼び戻してあげてほしい。

よし、寝ます。
明日はひさしぶりに相棒はじめ、仲間たちに再会できる日。

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すこしずつ、すこしずつ

前田さん、難しいだろうけど、一度「からっぽ」になる努力をしてみたら?
と、同僚がメールをくれた。
ので、きょうは意識してゆっくり過ごしてみることにした。
本屋に行ったり、お風呂につかったり、掃除したり、ひとに会ったりしてるうち、
なんとなく、感覚的にわかってきた…
私は地震の瞬間にその場にいなかったことで、「カラダが今の状況を理解してない」ようだ。
次から次へと入ってくる情報をアタマだけで処理し続けた一週間だったんだよね。
カラダのほうは、まったく元気というかより黙して語らず、アタマに服従している、という感じ。
でも今日、少しずつ、ゆるみというか隙間ができたかも。
それを証拠に、この24時間であっちこちに忘れ物をしたり、風邪をひいたりし始めています。

友人がゆうべからいわきのアパートに入り、部屋の様子をメールで送ってきてくれた。
やー、すごい状態でした(笑)。食器棚、テレビ、スピーカー、書類棚、もーふっとびまくり!
お隣さんもお向かいさんも、もういないらしい。たぶん待避したんだな。
友人は避難所に配布するおにぎりを毎日毎日にぎっているそう。
「もう私、おにぎりのプロだよ! すごく早いよ!」とにこにこ話してくれた。

その友人から話を聞きつけた(元)上司から、「水道が復旧したら、オレもお風呂借りに行っていい?」だって。
彼は市内ほとんどの避難所の元締め的な部署のスタッフであることと、ガソリンが少なくなったこととで、ほとんど帰宅できていないようだ。私の大好きな港のある、江名出身の上司。地震直後と3日後に交わしたメールは、文字の間から苦渋の表情が見て取れるような、厳しい内容だった。
「心配かけたねえ、もう大丈夫だよ」
という電話の声は、いつもの、やさしい上司の声だった。

アリオスの在勤スタッフも、毎日本当にありがとう! 感謝してもしても、したりない。
こちらに引き上げてきたメンバーとも、少しおちついたら会えるといいな。

原発はおそらく、ここ数日でひとつの山を越えるだろう。
とても楽観視できない情報ばかりだけど、着地点を見極めたらアクションをおこしたい。
てか、こっちでできる仕事をちゃんとやってからかえんないとね。

すこしずつ、すこしずつ。

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帰国しました

リオからの移動時間、約30時間。昨日、無事に成田に帰着しました。

トランジットでNYの空港に降りたときにとれた情報は、原発事故の深刻化と静岡の大地震という、あまりにつらすぎる内容。乗り込んだ飛行機はがらがらで、日本人ばかり… ほとんど眠れないまま14時間のフライトを過ごしました。苦しかった。それでも、イミグレーションを抜けて外の空気を吸ったら、すごく嬉しくて、疲れを忘れました。

友人や広島の家族から、まず広島へ戻るようにという助言がありました。いわきの状況はどう考えても長期化しそうだし、東京の混乱も伝聞していたのでそのほうがよいだろう、と一度は思いました。しかし、帰ったあとの自分のコンディションがよくなるとイメージできなかった(リラックスできる、両親を安心させることが出来る、というのはとても重要と思いつつ)。そして広島までのチケットがすぐに確保できなかった上に長時間移動で体力が限界だったことなどもあり、とりあえず現在は東京で、信頼する人のお宅に世話になり、身体をやすめつつ、さまざまな情報を収集し、次の行動の時期と方向を検討しています。

アリオスは、被災直後からの職場のシフト体勢が変更になり、一部スタッフは避難所対応業務を終了し、いわきから移動をはじめたり、自宅待機をしているようです。市の正規職員が12時間交代で引き続き避難者のケアにあたっています。ちなみぬ平のわたしの自宅アパートは、帰宅までの間、ガソリン不足で出勤が困難になりつつある友人(避難所対応など現場で働く市職員)の仮住まいとして提供することにしました。

うちのスタッフも含め、いわきを離れ実家などに移動する人々が、精神的に非常につらそうにしているのが、私はとても心配です。
わたしもずっと離れた場所にいて、何もできない日々を過ごしているので、「申し訳ない」「ふがいない」「悔しい」という気持ちは理解できるし、それはずっとなくなるものではない。そして「避難されている方をケアし、最後の一人の見送りまで行う覚悟をしていた」という相棒(病気の家族の輸送で上京中)のブログ書き込みを目にし、現場の団結の強固さと、その中での今回の判断がどれほどのものであったかということが量り知れ、たまらない気持ちになりました。
他者への思いやりからうまれた大切な感情だと思いますが、過剰になる前にどこかでストップしないと、自他の尊厳や信頼関係を傷つけるエネルギーに変容してしまいそうな気がする。それはあまりに悲しいことで、けっこう難しい問題だと思います。被災地以外で幸いにも安全に過ごされているはずの方が、ニュースなどを見過ぎて疲労困憊されているのも同様。
もともとは優しさからできているこの思いを、プラスなエネルギーに変換しつつ集めることが出来たら、あっという間に生気を取り戻すことが出来ると思うんだけどな… 
どうやったら、実現できると思いますか?

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出発の朝

夜中に、携帯電話の音で目が覚めた。

アリオスで3年間行った、パーカッションワークショップの参加者のお母さんからだった。
実は今週末に、講師の亮さん・のりさんもふくめみんなで集まることになっていて、
それは予定通り行われるのか、という問い合わせだった。
通信状況が悪く、まだ全員に中止の情報は行き渡っていない。
中には避難所暮らしの家族もいるらしい。こどもたちのナイーヴな心に、大きな恐怖と心細さが染みついてしまっただろうとおもうと、ちぎれそうにつらい。

「ぺこちゃんはげんきなんですか?」と聞かれ、
実はいまブラジルにいるんです、とこたえたら「ひえっ?」と素っ頓狂な声。
「ひとしもそばにいるよ」と電話を代わってくれて、かわいいハイトーンボイスが聞こえてきた。
「ひとし、ぺこね、いまブラジルにいるんだよ」と言ったら、お母さんと同じ「ひえっ?」と素っ頓狂な声。
ひとしは学校で地震に遭ったらしい。幸い怪我もなく、自宅で過ごせているとのこと。
「こわかった?大丈夫?」ときいたら「うん、まあね」と、いかにもひとしらしい受け答えで、なんだか笑い泣き。
「いっぱいおみやげ買ったから、早く元気にあおうね!」といったら、元気に返事してくれた。
ひとしの明るい声が、私をすごく勇気づけてくれた。

荷物もなんとかまとまりました。
どうか、無事に日本の地を踏むことが出来ますように。

そして、ありがとう、リオ、
モノブロッコのメンバー、MAKOさん、そして道ばたで出会った女の子たち。
たくさんの愛をもらいました。
いつかまた、ご恩返しに戻ってきたいです。

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リオにて-3

24時間後には空港にいるんだな…
名残惜しく思う気持ちと、やっと帰れる!という気持ちが入り交じる。

旅の半分、ホテルの部屋につい閉じこもりがちの日々を過ごしてしまったため、いくつか行きたかった場所を見逃した。次に来たときの楽しみにするしかない。
しかしそんな中、MAKOさんと一緒にファベーラ(貧民街)の見学ツアーに行くことができたのは、とても重要な経験だった。
あらためてここにも書きたいし、11月のモノブロッコ公演に合わせてぜひ紹介したいと思う。

きょうは、モノブロッコのパレードをみるために、メトロに乗ってセントロ(市中心部)へ。
2週間に及ぶカーニバルの締めくくりのイベントだ。
カリオカからシネランヂアまで、リオ・ブランコ通りを大きなトラック屋台でパレードするモノブロッコ。わたしは終着のシネランヂアで、通りにびっしりの人々と待ちかまえることにした。
Sany0215

プロフィールに「モノブロッコを観るために40万人の人が集まる」と書いてあり、
正直「そりゃあ大げさでないの」と思っていたのだが… ほんとかも…
次第に近くなる音に興奮する。
メロディが耳に入った途端、周りが一斉にうたいはじめ、両手を挙げて踊っている。
屋台が目の前を少し過ぎたところで止まり、聴衆はさらにうねりを大きくした。
大粒の雨に歓声も上がる。
一昨日の深夜、ラパ地区のおおきなライブスペースで行われたライブもすごい盛り上がりだったが、
やっぱり観るなら断然パレードだ!と思った。
ヘナードさんのPAの素晴らしさにも感動した。

パレードがおわってなんとなーく、久しぶりに届いた相棒からのメールを開いてしまった。
「こっちはみんな笑顔でがんばってますんで」という一文が目に入り、涙がとまらなくなった。
そしたらみんなが驚いて集まってきた。
「どうしたの?なんで泣いてるの?警察を呼ぶ?」(ポルトガル語で)
「ちがうんだよ、大丈夫、ありがとう」(日本語で)といったら、
女の子たちがかわるがわる抱きしめてくれた。
初めて会った(そしてきっともう二度と会えない)女の子たちの胸を借りて、わんわん泣いてしまった。

自分は、なんでこのタイミングで旅に出ることになってしまったのか。
「起こっていることに全て意味がある」と神様がいうのならば、その意味とはなんなのか。
いまはちっともわからない。

交通の復旧がまだなこと、そのほか不安定すぎる状況が重なっているため、
帰国後もわたしはしばらくいわきに戻ることが出来ない可能性が高い。

大好きないわきに早く戻れますように。
おそらく数年がかりになるであろう復興の道のりを、いわきの人々と元気に進んでいけますように。
そして一日も早く、劇場に音楽を取り戻すことができますように。

今の素直なきもちです。

滞在中ずっと私を支え続けてくださったMAKOさん、
日本からお見舞いのメールや電話をくださったたくさんの方々に、
心からお礼申し上げます。


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ありがとうございます

今回の地震の件で、心配してご連絡を下さった皆様、ありがとうございます。
アリオスは建物にひびが入るなどしましたが、利用者・スタッフとも無事とのことですが、
今後しばらく劇場業務は休止、一般の方の立入りが禁止となりました。

こんな時期に海外とは、なんともふがいないのです。
何名かの友人とは連絡が取れたものの、いわき市の情報はあまり入ってこず、不安です。
自宅も古いアパートなのでたぶんすごいことになっていると思います。
大家さんとも連絡がつきません。
ほかに迷惑がかかるようなトラブルがおきていないことを祈るばかりです。

なんといっても、福島原発の状況がほんとうに心配です…
どうかどうか、大事に至りませんように。

アリオスと連絡を取り、このまま旅を続行することにしました。
しかしなにも手に着かないので、日中はホテルでじっとしてようとおもいます。
そして今夜は、いよいよこの旅の目的である、モノブロッコとの初邂逅となります。

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リオにて-1

無事に到着しました! 
飛行機の窓からリオの街並みが見えた途端、感情が爆発。
地球の反対側にきちゃった〜〜! すごく、すごくうれしかった。

空港でガイドさんと合流し、タクシーの中で単独行動についていろいろアドヴァイスを受ける。
…正直びびりました。

ホテルに到着するも時間が早すぎて入れず、フロントに荷物を預けて、
量り売りのビュフェ・レストランに連れて行ってもらい、ガイドさんと別れる。
機内食とか空港のジャンクフードで食いつないでいたこともあり、ものすごく美味しく感じた!
お肉もいいけど、野菜が豊富でどれも美味しいのが助かる。

チェックインして荷物を置いたらほっとしてそのまま寝入ってしまった。
目が覚めたらもう待ち合わせの時間間際。
今回は、モノブロッコのオーガナイザーから紹介いただいたハファさんと、
リオで音楽活動をされている歌手のMAKOさんにお世話になることになっている。
お二人といっしょに、コパカバーナの海辺にあるシーフードレストランで「ムケカ」というシーフードのスープを食べながら、この旅のプランの相談をした。
2011030921160000
MAKOさんが「ここのムケカはリオで一番美味しいと思う」とおっしゃるとおり、美味でした!
たぶん、この旅でわたしはまた太ると思います。

ハファさんは日本への留学の経験もあり、現在は日本の商社のリオ支社で働いている。
春からは某地方都市で、お仕事が決まったそうだ。
MAKOさんはリオに来て10年目。笹子さんがご紹介下さり出会うことが出来た。
「モノブロッコ」のメンバーでもあり、興味深い話をたくさん聞かせていただいた。
いわきでもお話しいただける機会をもてたらいいなあ、と思う。

「外国にでてみて、日本はどんな国に見えますか?」とたずねてみたら、
「すばらしく親切でシステマチックな国」とMAKOさんは言った。
「この国では、どんな細かいことでも、自分がどうしたいかをすべて自分で決め、なおかつそのことをちゃんとアピールしないと生きていけない。日本はなんでも先回りして与えてくれる。でもここにはコンビニ的なサービスはないの。」

でもそれって、元気なときはいいけど、一人きりで弱っているときにはすごく大変…

「そう、困ったときは、家族や友達とのつながりが本当に大切なの」と、二人は口をそろえた。
なるほど…
旅に出る前、中南米音楽のケペルさんが、「ブラジルは人間が人間らしく生きていけるところなんだよ」と話してくれた。
そういうことですね。

しかし、MAKOさんもハファさんも、ほんとに美しい。
私ちょっと、はずかしい。
「ブラジルの女の子はね、素敵な男の子を見つけたらすぐにチェックするの!」
と、なにやら二人で気になる男子の話でもりあがってました…ポル語で(笑)。

MAKOさんは日本人観光客へのガイドもされているということで、
あしたはいろいろ連れて行っていただくことになった。
ついでにモノブロッコのリハーサルも見学させてもらえることに。ラッキー!

2011030921170000


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ダラスにて

ダラスまで来ました。
こちらはいま、3月8日の18:30。まだ成田を出た日時にもなってない…

ダラスまでの飛行機で、となりあわせになった男性と話し込んだ。
たぶんわたしの父と同じくらいの年齢(60代後半)じゃないかと思う。
ミヨシさん、というその男性は、これから50日間の予定で、ペルーの遺跡をたずね歩くのだそうだ。
一人旅。
これまでにも、インドやネパール、エジプト、メキシコなどあちこちの遺跡を一人で歩いたておられるそうで、エアチケットや宿の手配も旅行会社に一切頼らず、自分で調べたり現地でガチンコで手配しながら旅しているんだって… すげーガッツだ!
身なりをきちんとされている方なので大学の考古学教授とか?
と思っていたのだけど、ふつうに会社を退職してから始めた旅なのだとか。
「興味を持ったきっかけはなんだったのですか?」ときくと、
「50代にさしかかるころに自律神経失調で体調を崩して、ヨガを始めたことがきっかけなのです」
と予想だにしない答えが…
ヨガをはじめ、エネルギーワークに興味を持ち始めた頃から、
不思議な夢を見るようになり、自分のルーツに興味を持ち始めた。
先祖をたどっていくと由緒のある神社につながっていることがわかり、
そこから日本だけでなく世界の宗教〜アニミズムにまで探求心がどんどん深まっていって、
古代文明の遺跡にまでたどりついたのだ、と… 

すべての源流はひとつで、それは大いなる愛そのものなのだ、ということを確かめたいのです。
とおっしゃっていた。
…なんだか、すごい話でしょ。
消灯直後の時間帯だったのに、話が面白すぎて目がばちっとさめましたよ。

さて、私の旅にはどんな神秘が隠されているのだろう。
わくわくしてきたなあ…

ダラスの空港は真新しく、心地よい。
フライトまであと1時間半。

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いってきます。

成田にて。

さすがに平日は空いてますなあ。
拍子抜けするほどすいすいすーで出国手続まで終えてぼーっとしてるところ。
いよいよ2時間後テイクオフ、26時間の長旅…すでにかるく腰痛なんですけど。

旅から戻ったら、仕事も一気に動き始めるんだろうなあ。がんばんないとね。
でもまずは楽しんできます!

いい出逢いがたくさんありますように。
無事に戻って来れますように。

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出発準備

今日は休み。
重い腰を上げ、いよいよ旅の準備にかかる。
まずはタンスをひっくり返して、夏服を出すところから…ははは。
Tシャツをたたみながら、自分がこれから26時間もの長旅をして地球の裏側に行くという実感が、
ようやくすこーしずつ、わいてきたような…こないような…
ポル語辞典やら薬やら海外用のコンセントやらを買い出したところで、今日のところは作業終了。

夕方、友人がミニ壮行会をひらいてくれた。
ボサノバさん(同じ部署の上司だったおじさま)は、私がブラジルに行くと知って、2ヶ月前からそわそわドキドキ、私以上に興奮していた。「出発前にこれを君に聴かせたいんだ、ご飯食べたらジャズバーに行ってかけてもらおう」とかばんのなかにオススメのCDをつめてきてくれた。
行った先は「DADDY」という老舗のジャズバー。クィーンのマスターになんどもお話しをきいていて、いつか行きたいと思っていたバーだった。10坪くらいのお店だろうか、年季の入った木製のカウンターの奥には、ボトルとレコードがぎっしりならんでいる。マスターのお人柄も、スピーカーの音質も、しぶくてかっこいい。こんな素敵なお店、なんで早く出会わなかったんだろう… 明日も仕事だし、さらっと聴かせてもらって早く帰ろう、と思っていたのだけど、結局4枚のアルバムをあれこれ聴かせてもらった。至福の時間。
しかしいわきは素敵なバーが多くていいなあ。

そろそろねようかな。

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いい休日その2

ここ1週間で、近所のスーパーに海草の新物がたくさんでてきた。
春なんだなあ…
めかぶ(丸ごと)、わかめ、茎わかめ、ひじき… 
生は足が早いので、一人暮らしにはけっこう大変なんだけど、塩蔵や乾物とはまったく風味が違うので、つい手に取ってしまう。
めかぶは佐渡に住んでたとき初めて食べたんだけど、小躍りしたくなるほどおいしくて、春の来るのが待ち遠しかった。

きょうは生ひじきを買ってきて、むかし佐渡の友人に教えてもらった炒め煮をつくってみた。
見た目はあんまりきれいじゃないけど、ショウガとタマネギがきりっと清涼感を出しててgood。
私はオーソドックスなひじき煮よりもこっちが好き。というわけでレシピなんか書いちゃったりして。


材料
生ひじき 200gくらい
タマネギ 小1個
ショウガ 5cm分くらいひとかたまり(けっこうどっさり)
しょうゆ
ごま油(太白)

つくりかた
タマネギとショウガを千切りにして、フライパンにごま油をひいて中火でいためる。
タマネギがすきとおってきたらひじきを入れ、さくっと全体を混ぜたら、
かぶるくらい水を入れ、火を通す。
水が半分くらいになってきたら、お醤油をフライパン全体にくるくる回しかける。
水気がなくなったら火を止める。

あまりたびたび混ぜ返さないで火を通すのがコツ。そうすると食材から甘みが出てくるので、味付けはお醤油だけで十分なのです。
ちなみに、これを教えてくれた友人は本格的にマクロビオティックをやっていた。
わたしも当時かなり我流ではあるがマクロをとりいれていた。
材料の切り方や、火の通し方、調味料を入れるタイミングなど、
マクロの調理法をご存じの方はそれでやってみてください。

うまし!

2011030121510000


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いい休日。

確定申告、作業終了! あとは税務署に持っていくだけ。
青色申告は今年で最後になるかなあ。
よく眠れたし、掃除洗濯も出来たし、いい休日でした。
あとは本でも読んで、ゆっくりするべ!

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