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際限のない自己闘争

大原麗子さんの追悼特集を、洗濯物をたたみながら見ていた。
(最近、こういうニュースに出会うとつい、自分の未来を重ね合わせて見てしまう…)
小さい頃はやっていたウィスキーのCMのフレーズはもちろん知っていたけど、
彼女がどんなお芝居をする人なのか、意識してみたことは一度もなかった。

30代後半の活躍期のインタビューで、
「最近いつも、これが遺作だと思いながら挑んでいる」
「私にとって芝居は、際限のない自己闘争」
「どんな役を演じたとしても、わたしはわたしでしかない。
それはとても怖いことだと思うのよ、でも、
わたしはやはり、わたしをさらけ出して仕事していくことしかできない」
たおやかな容姿に一見似つかわしくない、強い言葉がたくさん語られていたことにとても驚いた。

撮影や舞台の現場で、彼女は現場入りまでに台詞を完璧に覚え、
台本を現場に持ち込むことはなかったのだという。
きっと自分との戦いの姿でありながら、周りへの強い期待の裏返しでもあったのではないかと思う。

まっすぐな姿勢に強い共感を覚えながらも、その「不器用さ」を大きく包み込むような存在は彼女のそばにいただろうか、とかなしいきもちになった。
どうかやすらかに。

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Comments

ぺこちゃん。

大原麗子は、いい女優だったよ。
あえて、ここは呼び捨てでいきたい感じです。

テレビの向こう側にいる人として、憧れの対象として、すごい人として、きれいな人として、やっぱり絶対的な存在でした。

吉永小百合の「サユリスト」ほどではないかもしれないけれど、「オレは大原麗子の大ファン」ていう人は、きっとたくさんいると思います。

自分が中学生くらいだった頃にやっていた大原麗子のドラマが、無性に見たい気分です。

ずっと闘病されていたなんて知らなかったけれど、今はきっとやすらかに眠っておられることでしょう。


Posted by: yasuco | 2009.08.14 12:21 AM

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