Hometown
旅に出ようが出まいが飛行機に乗ろうが乗るまいが、自分の命が次の瞬間にどうなっているか見えないことに変わりはないのに、「旅に出る」というと、自分も周りも、なんでこうもかしこまってしまうんだろう。笑える。仕事仲間が、劇場の玄関まで荷物を持って見送ってくれた。笑える。
駅弁と缶ビールを買ってスーパーひたちに乗り込んだ。えへへ。動き出す車窓の風景を眺めながら、あちらこちらに「思い出」なるものがちりばめられてることに気がついた。そりゃそうだ、もうこの街に来て(それもアウトリーチの仕事で)、3年目になろうというんだもの。たまにはこうしてかしこまってみるのもいいもんだね。
そして同時に、うれしいような、かなしいような気持ちになった。こうして旅に出れるのはたぶん、自分の気持ちの中に「帰る場所」ができたからなのだなあと思う。もちろん、杉並の家も賢作さんのピアノも、わたしのだいじなばしょなんだけど。
アイルランドは初めて。スコットランドは8年前のエジンバラフェスティバル以来。そしてパリは6年ぶり。
いわきで企画している「ワールド・ミュージック・コレクション」で今年12月、ケルティック・クリスマスをやることになった。前いた会社の、恒例の看板企画だ。ケルト・ミュージックを紹介するときは、ぜったいアルタンに来てほしい、ときめていたら、こんなに早く実現することになってしまった。
毎年毎年12月には欧米各国からゲストを迎え、一緒に旅もしていたにもかかわらず、わたしは彼らのことをろくに知らないことに気がついた。ので、現地に旅してみることにしたわけであります。
スコットランド・グラスゴーではクリス・スタウトが自分のアパートメントに泊めてくれるという。アルタンのふるさとドニゴールでは、まるで地元の集会所みたいな素朴なスペースで、アルタンの歌姫マレード・二・ウィニーがソロパフォーマンスをしているのを観ることが出来るそうだ。
移動も宿泊もまったくノープランの3日間を挟んだ、全10日間の旅。だって全部ブッキングしちゃったら、何か楽しいものを見逃してしまいそうだから。(なーんて悠長なこと言って、現場でものすごくあわてそうな気がするけど…)
6年前にヨーロッパを旅したとき、自分のmacの中に日記を書きためていたら帰国して数ヶ月後にmacを盗まれてすべての資料をなくした… 今回はためこまないで旅先からもちょこちょこアップできるようにしてみたいとおもいます。
てなわけでいってきまーす!


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