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ぽ、ぽにょ?

図書館にいこう、とおもって、仕事を定時(17:30)にきりあげてみた。

は、はやすぎて、そ、そわそわする…

図書館ではいまいちお目当ての本に出会えず(探し方が悪かったのだろう)、
それでも2冊の詩集と小泉文夫の本を借り…

「ぽにょ」を観に行ってきました。(最終上映は1,000円。ラッキー)
示唆に富むシーンがいくつもあるのに、メインストーリーは聞いていた以上にシンプルで、
というか、根底に敷かれた「海」という存在との結びつきが、あまりに希薄に感じられ…
それゆえ、シンプルな思いほど強い、と伝えたかったであろう、
「勇気」も「愛」も希薄に感じられ…

先にみてきた仕事場の同僚が「うーん、見た人と話し合いたいです」と
言っていた意味がちょっとわかった。
あした、はなしあいましょう。

ビールでものみながら借りてきた本よもっと。

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GO,GIRL!!

アリオスの演劇プロデューサーに
「こんどのいわき総合高校の芝居はかなりおもしろくなるぞ、みにきなよ」と誘われた。
この高校ではコミュニケーション教育として演劇を授業に取り入れているのだと、
今頃になって知った。

演じるのは、総合学科芸術・表現系列(演劇)第5期生の8人。全員女子!
五反田団の前田司郎さん(昨年岸田國士賞受賞)作・演出。
もとのストーリーはどうやら実際にみたものとずいぶん変更されたらしい。
テーマをもとに役者である生徒達とトークセッションを重ねてつくりあげていったとのこと。

放課後の部室が舞台。繰り広げられる、女子の会話。
声を無駄にはりあげない。普段の言葉遣いそのままの台詞。(オーバーアクションなのは女子高生の日常行動だもんね)
とりとめなさすぎ、脱線しすぎ… と、無邪気を装った細かい駆引き満載トーク。
はじまって1分で一気に20年前にタイムスリップしてしまった〜!(高校時代が20年前か…がく)
言葉遣いこそ違え、女子高生って昔も今も、かわんないのかも。
そんなリアルな風景描写(そうなんだよ、どんなにリアルでもここは舞台なのだ)の中に、
とんでもないストーリーがぶちこまれてくる。
なんか、あのころはやってた新井素子の少女小説を思い出す荒唐無稽さというか…
それがまた、おもしろかった。
演劇の基本、ってかんじなんだろうか。

終演後にロビーにでてきて、キラキラした声でお客さんにありがとうを言っている。
なんかじんときた。
しみじみ読み返してみたパンフレットの中に担当教諭が「ウチの子たちが自慢でならない」と書いてあった。これまた、じんときた。

きょうもあります、14時開演。
見に来れる人、いますか〜?

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恐怖のドライブ

出張と荷物移動のためレンタカーで東京へ。
午前中はほした洗濯物があっという間に乾く日差しだったのに、
出発する1時間くらい前から大雨。
高速に乗ったら大粒の雨とびっかびかの稲妻。軽ワゴンの天井はトタン屋根みたいにうるさい。
今年は花火を一つも観られないまま夏が終わりそうだけど、
それに匹敵する「音と光の祭典」でしたわ…
そしてなんでかわからないけど前を走るトラックがいきなりバースト。
もー、生きた心地がしませんでした… くわばらくわばら。

あしたは寝坊したらえらいことになる。
もうねます。

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modesty

ひさびさの休肝日(笑)。
根気がもたず仕事は早々にあきらめてうちにかえり、
洗濯して料理して、おふろにお湯をためて… ほっかり。

自然農法の第一人者で「わら一本の革命」の著者、福岡正信さんがなくなったそうだ。
泥団子にいろんな種類の種を混ぜて、耕しもしない肥料もやらない地にそれをまく。
やがてその地に適した種が芽吹き、育っていく。
24歳の時、友人にすすめられて何の先入観もなく読んだ一冊だったが、
目からうろこがぼろぼろ落ちるすごい本だった。
佐渡を離れるときにその本は手放してしまったが、また読んでみようかな。

わたし自身は子どもの頃からとにかく植物の栽培が苦手で、朝顔もひまわりもへちまも学年で一番ひょろひょろにしか育てられなかった。今も変わらない(ほんとになんでだか理由が知りたい)。
そのくせ、土にふれる人には、やみくもにあこがれる。
待つこと、祈ること、辛抱強くつづけるということ、
あらがうことの出来ないものがあると識るということ、
己の弱さを知っているということ…
そんな謙虚さを感じて、惹かれてしまうのだろう、と思う。

いまは来年の事業の企画書を書いている。
自分はなにがしたくてここにいるのか、というところに立ち戻らされる感じがする。
苦しいけど、嫌いじゃない。

とかいいながら、きょうはもうねますけど。

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梅干しの種!

シンクロの本番が明けて、いまは打ち合わせ三昧。
東京にいるとよく歩く。汗かいて、きもちいい。
ここ数日は猛暑も影を潜め、歩きやすい。
人に会うのはやはりうれしい、というかありがたい。
心のコリをほぐしてもらったり、元気をもらったり。

きょうは、あるミュージシャンのご自宅にうかがって打ち合わせ。
お昼においしい手作りカレーをごちそうしてくださった。
最近、カレーばっかりたべたくなっちゃう「カレー月間」中のわたし。
ぱくぱくたべてたら、
「そうだ、梅干しの種がはいっているので気をつけてくださいね」と。
カレーの隠し味って、ほんといろいろあるよな〜とおもってたら、
なんと、梅干しの種を入れると、ジャガイモが煮くずれないから、なんだって!!!
たしかに、よく煮込んであるのに、ジャガイモはころんとしっかりしてる。

どーして〜!?
だれかわたしに理由を教えてください!


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ひとつだけ

マチネ公演をおえて、調布へ。
矢野顕子さんのソロライブを観に行ってきた。
10月にニューアルバムをリリースされるということで、
新曲ももりだくさんの、たのしい内容だった。

どこからが矢野さんの身体で、どこからがスタインウェイなのかわからない。
ってくらい、ピアノは矢野さんの「声」になっていた。
ほんとにすごかった。
けど、彼女のパフォーマンスを最高の環境で楽しむには、
どんな場所がいいのだろう、どんなシチュエーションがいいのだろう、
と頭の中をぐるぐるまわしながらきいた。
つまりちょっとした「無駄」というか「不足」というか… そんなものを感じてしまったのだ。
舞台をつくってきたスタッフさん、主催者さん、勝手いってごめんなさい。
なにがそう思わせたのかは、わからないが。

「こういう時代だからこそ、一期一会… こうして『いま・このとき』を共有できることの
大切さを感じます。ここにきてくれて、ありがとう」というMCでしめくくる。
ほんとうに… 

「いま、ここ」を味わえる奇跡。


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シャリオン

シンガーソングライターの河井英里さんがなくなられたことを知った。
体調をくずされ、療養されていたことは知っていたが…
最後にお目にかかったのは何年前のことだろうか。

「ワーズワースの冒険」というテレビ番組の主題歌や、
「コスモ石油」のサウンドロゴをうたっておられた、というとおわかりになる方も多いのではないか。
7年前の夏佐渡で「Sound FoRest」というコンサートでお世話になった。
お仕事をご一緒できたのは残念ながら一度だけだったが、
私の企画するライブにときどきあそびに来てくださったりしていた。

すきとおりハリのある、ときに少年のようにもきこえる歌声。
ゆったり、のんびりとした風情、よくとおる笑い声。
英里さんを思い出そうとしたら、笑顔しかうかばない。

あらためて、オフィシャルウェブをのぞくと、ほんとうについ最近までお芝居の音楽を手がけたり、
ソロライブを企画されたり(7/10のライブはかなわなかったそうだが)と精力的な活動をなさっていたらしい。
数年前お目にかかったとき、マネジャーの方に、
「病気をしていることを人に知られたくない、と強く思っているので、
ふつうに接してくださいね」と声を掛けられた。
どうやって心を支えながら日々を生きてこられたのだろう。

敬意と、感謝を込めて。

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次への回路

地下鉄の駅からはい出て、1年ぶりに森下に降り立った。
通りのかどっこのお弁当屋さんがいつのまにかコンビニに変わっていて、目印をなくして一瞬迷ってしまったが、なんとかベニサンピットにたどりついた。
ばったりであった支配人の瀬戸さんとご挨拶もそこそこに、客席に入り込む。

シンクロナイズ・プロデュースの芝居「夏の路地」が幕を開ける。
生まれ育った関西を離れて川崎に稽古場を持ち、活動をはじめて10年。
地道に、頑固に積み重ね、一人ずつひとりずつ観客を獲得し、
年始めには、代表作「約束」をピッコロシアターで里帰り公演、文字通りの大成功をおさめた。
らせんの輪が、あまりにも美しくひとめぐりして見えて、すこしだけ不安になった。
彼らは次の一歩をどんなふうにふみだすのだろう…

すこしゆっくり休んだりしてみたらいいんじゃないの? 
とおもっていたら、立ち上がりがすごく早かった。
(というか、きっと私たちの年代は今立ち止まってしまったら絶対だめなんだとおもう。)
プロデュース公演の原点に戻り、キャストをいちから集め、原作をキャストとともに読みこんで、
試行錯誤しながらともに作品を立ち上げる、という、手間のかかる、だけどある意味すごくまっすぐに、作品や、まわりの人間や、自分と向き合うことを、演出の久次米さんは選んだ。
春先に、別の仕事の打ち合わせで久しぶりにあったとき、その話を聞かせてくれた。きいてる私が興奮した。

今回足を運んでくださるお客さんの中で、中上健次作品を読んだことのある人はどれくらいいるだろう。(実はわたしもまともによんだことがない…てへへ)関西以西に生まれた人にしかわからない、独特の空気感、人いきれが、肌にまとわりついてくる。 …ってこれ以上かくとネタバレになるな。

いままでのシンクロの芝居を観てこられた方はまずはたぶん驚くと思う。
好き嫌いもはっきり分かれるだろう。
初日前の、みんなの懸命さと不安の入り交じる表情がいとおしい。


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赤毛のアン

大阪は午前中から熱風でむせかえるほどの暑さ。
いつから日本は熱帯になったのだ!?
みんなよく生きていられるなあ… 

赤毛のアン@兵庫県立芸術文化センターを観にいってきた。
(以下ややネタバレ風?です。これから見る人やだったらよまないでください)

11時開演、客席は親子連れがたくさん。
マシュー&マリラの宮川大助&花子、リンド夫人役の汀夏子以外はすべてオーディションによるキャスト。総勢80名、みんなはつらつとしてすがすがしい。
わたしらの世代は「ハウス子ども劇場」という日曜19:30からのアニメ番組でしっかりストーリーは頭の中に入っている。(わたしはエンディングテーマ「さめないゆめ」という曲がすごく好きだった。三善晃作曲だったらしい)けっこう好きな物語で、続きのストーリーもせっせとよんでたなあ。
2時間半・全2幕の舞台で、全部の細かいエピソードを追っていくのはたしかに無理。舞台は、基本黒舞台で、道具は尺高の長細いハコひとつ。キャストの衣装替えもほとんどなし、小道具も然りで芝居は簡単なパントマイムで追っていく。かなりさらりとした展開だなとは思ったけど、アンとマシューとマリラ、3人の愛の物語にまとめてあったのはよかったのではないか。きっと宮川夫妻が想像以上に素敵だったからだなあ。何度も出てくるメインテーマのフレーズを、マシュー役の宮川大助さんはそのたびにずっと口ずさんでいた。譜面にかいてあるわけじゃなくて、きっとこのフレーズが大好きなんじゃないかなあ… 大助さんのマシューは、私の中のマシューよりずっとやさしくあったかい人だった。
音楽も虚飾のない、でも賢作節炸裂の美しくやさしいメロディ。子ども達が歌っているのを聴くともうそれだけでぼろぼろなけた。バンドの編成は賢作さんのピアノ(鍵ハモ&アンデス)、津田兼六さん@ボタンアコーディオン、川瀬さんのマカフェリギター、大坪さんのベース&リコーダー。シンプルだけどとても素敵な編成。
カーテンコールで、キャスト全員に促されて立ち上がった賢作さん。鍵ハモくわえたまま舞台をはね回る。この、まるで音楽監督らしくない風情が、いいんですよ…

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一学期終了

あっという間もないほど早くすぎていった7月。
しばらく劇場の方は本番がないので、一学期終了、ってかんじです。
いやー、なんかきつかったー… 充実もしていたし、喜びもたくさんあった。でもやっぱり、つらかった。といっても全〜部仕事がらみだもんな、幸せなもんです(うーん、ほんとにしあわせか? 前田…)。
7/31にしめくくりのちいさな企画をやり終えたら、巨大な眠り姫が現れて、覆い被さるようにして私を眠らせた。よーく寝て、マッサージやさんにいって、復活しました。

まだすべてが解決しているわけではないけど、苦しんだ分の学びはあったように思う。
佐渡の友人が「起こっていることにはすべて意味がある」とよくはげましてくれたことを思い出していた。途方に暮れるような思いの日々を、しずかに支えてくれた。
イチローさんは3,000本安打の会見で「これからもまだまだたくさんの壁にぶち当たることと思う、というかその壁は自分でつくるのだが」と言っていた。
そう、鉄砲の弾でもぶち込まれるように困難はやってくるわけではない。すべてのもとは自分の中にある。…つまり、人間は自分の人生をよりよいものにしていくための力を本能として持っているということか!

日々ていねいにすごし、きちんと愛を表現しながら生きていくことは本当に至難の技だ。しかし、こればかりは絶対にあきらめてはいけない。

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