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Be sleep baby!

今年はじめての俊太郎・賢作公演。
俊太郎さんとは約2ヶ月ぶりの再会、なんだかじんわりとうれしい。
亀有リリオホールは、なんか懐かしい風情の裏方さんがいらっしゃるホールだった…雪駄・黒足袋・べらんめえ、みたいな… ふふふ。
ビルの8階にある楽屋から、すっぽりと雪化粧した富士山が遠く見える。
なんか、明るくて、あたたかくて… お日様に干したお布団みたいに、自分のこころがほこほことよみがえってくるのがわかる。

きょうは680の客席が完全に満席。
主催者のみなさんは何度も何度もこの日に向けてミーティングを重ね、今日のプログラムのかなりな割合はみなさんからのリクエスト。こんな日のコンサートはほんとうに楽しい。客席から女の子を舞台に招き上げて、俊太郎さんと一緒に「きりなしうた」を掛け合いで朗読するなど、終始なごやかで集中力もたもたれたいいコンサートになった。

あさっては賢作さんの誕生日(その日はひさびさのソロ・ピアノ・ライブです!)ということで、とっておきの一曲をひいてくれた。
「Be sleep baby!」という、武満徹の小品。
これは、親友である俊太郎さんの長男誕生を祝して、武満さんがプレゼントした曲… そう、つまり、賢作さんにプレゼントされた曲なのであります。
なんと、ジャズなのですよ、これが…素敵すぎるエピソードですよね、賢作王子…
あさってのバースデイ・ライブでも聴けるかな。

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あほ

我ながらむちゃくちゃだとは思いつつ、夜行寝台にとびのって兵庫へむかうことにした。
この週末二日間、ピッコロシアターでシンクロナイズ初の兵庫公演なのだ。

「こら〜! そんなことしてる場合か〜!」というくらい実はいろんなことがせっぱ詰まっているけど… ここでアホをはたらかなくてどうする! このあと地獄をみるのをこわがってどうする!
むかし、好きだった人にどうしてもどうしてもあいたくて、夜和歌山で打ち合わせを終えて最終に飛び乗り、広島で一晩を過ごして、翌朝10時から大阪で打ち合わせ、というまねをはたらいたことがある。
それに近い、「どうしても」感がある。

「約束」の初演をみたときに、「この作品を、神戸の人たちにもみてもらいたいね」と天真爛漫に口にしたら、震災を体験したメンバーたちは異口同音に「そんなこと、できひん」と言った。
「自分らかて、演っててほんまに、あのときのこと思い出してしまうねん。つらい、こわい、っておもうねん」
あのとき、そういっていたメンバーのひとりが「きのう、追悼式に参加してきた。あらためて気持ちが入った」とメールをくれた。

あれから4年。
わたしたちにはどんな時間がながれたのだろう。
神戸のまちのひとには、どんな時間が流れているだろう。

この作品に多少なりとも関われたことを、感傷的な記憶だけでおわらせたくない。

自分の心のためだけに、やらなくちゃいけないことはあるのだ!

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DiVa sweets

昨日のブログにも書きましたが、DiVaがニューアルバムをリリースすることになりました。
超つなわたりな入稿作業を経て(いまだ渦中ですが)、2/14東京オペラシティコンサートにリリースを間に合わせる予定です。
7曲収録でなんと破格の1,500円。もー、ぜったいに「買って損した」とは言わせない、いい内容です。

そしてさらに… オペラシティ公演にお越しいただいて、その場でCDをお求めくださった方先着50名さまに、
特製DiVa sweetをプレゼント!
せんじつまこりんのお正月ライブ「まこたつ」でとってもおいしい&豪華なおせちdishをつくってくださった、
料理研究家の大島櫻子さんのお手製です。
櫻子さんと、アルバムの内容にちなんだお菓子にしよう!と画策中。
どんなものができてくるかは… さくらこさんにもわたしにもまだぜーんぜんわかりません!
そんなわけで、ライブにもぜひぜひ足をお運びください。
楽しい一夜にいたしましょう!


New Album 「うたっていいですか」
発売:2008年2月14日 troubadour caféレーベルよりリリース
(リリース当日はライブ会場で限定発売・その後全国発売 & iTune配信)
品番:TRBR0012 価格:1,500円

収録曲
1 歌っていいですか   作詞/谷川俊太郎 作曲/谷川賢作
2 うしなう       作詞/江國香織  作曲/大坪寛彦
3 ほん         作詞/谷川俊太郎 作曲/谷川賢作
4 うそ         作詞/谷川俊太郎 作曲/谷川賢作
5 メガネ        作詞/高瀬"makoring"麻里子 作曲/谷川賢作
6 ばか         作詞/高瀬"makoring"麻里子 作曲/谷川賢作
7 鉄腕アトム      作詞/谷川俊太郎 作曲/高井達雄

Live 「Love Songs」
日時:2008年2月14日 19:00開演(開場18:30)
会場:東京オペラシティ・リサイタルホール
チケット:5,000円 ペアチケット:9,000円(全席自由・発売中)
プレイガイド:東京オペラシティチケットセンター 03-5353-999
e-mail予約:travessia@mbr.nifty.comDiva_jacket_2

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DiVaレコーディング

シンクロナイズ・プロデュース「約束」、東京公演無事終了。
楽日は劇場のロビーで軽く乾杯して解散、翌日から関西公演へ向けてみんなはふたたび稽古に入った…おつかれさま…みんな。

きょうはわたしはDiVaニューアルバム「うたっていいですか」のレコーディングに立ち会いに。
デザイナーさんもスタジオを訪れ、ジャケットデザインの打ち合わせも。

今回のレコーディングは、DiVaのコロムビア在籍時代のエンジニア、塩澤さんがついてくださった。
そしてピアノ調律は賢作さんの昔なじみ(そしてわたしも実は縁のある方だった)の宮崎さん。
お二人とも、彼らの音楽を深く理解し、彼らと一緒にDiVaの音をつくりだす。
リラックス&集中した空間で、非常にスムーズにレコーディングは進行。

テクニシャンとはこういうお仕事をなさる人のことを言うのだ〜!
機材や楽器がそろえばよい音が出るというものではない。(もちろんきょうのスタジオはきちんとしたところだったけれど)
要はやっぱり、人の力なのだ… たしかな技術と、そして感性と、愛情と。
わたしはただただ感動しながらそれを見守るだけであった… 無力なり。

ライブまであと1ヶ月…
わたしにできることを精一杯やらねば! であります。

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はじまりました

シンクロナイズ・プロデュースのお芝居「約束」、昨日初日をあけた。
入りは平日にしては上々。お客様はとても楽しんでくださっていたように思う。
ありがとうございます! 日曜日までやってます!

やっぱり、現場ってわくわくするよなあ…
お客さんがつくってくださる空気が、画竜点睛となって、舞台は生き物としてうごきはじめる。

劇場って、ほんとうにおもしろいなあ…
非常灯が消え、客電がおち、暗転…
一歩も踏み出せないほどの暗闇に身を置いた次の瞬間から、架空の旅がはじまる。

そんなよろこびをかみしめながら、きょうもロビーに立ちますです。

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初泣き

去年の「泣き納め」は、11月末に発売された俊太郎さんの新詩集「私」。
俊太郎さんは御年76歳。
子どものような無邪気と、生も死も飛び越えた宇宙観をすごくストレートに体現されている人。
わたしも、仏教やネイティブアメリカンの書物を読んだり、スピリチュアルワークショップに参加したりして、
わたしなりに、いきるということの神秘を学んできたつもりだけれど、いまだ煩悩の固まり…
俊太郎さんの言葉は、あまりにリアルで圧倒的、まったく足もとにもおよびません。
紀伊国屋書店で立ち読みしながらぼろぼろないた(あ、もちろん買いました!)。
なんか、よんでて身震いがするようなすごい作品がやまもり…ぜひ読んでみてください。

で、初泣きは、今日でした。
今週木曜初日のシンクロナイズ・プロデュースの芝居「約束」の最終通しを稽古場にみにいった。

今回の公演のテーマとなる、阪神大震災を経験したメンバーが3分の1をしめる。
けして風化できない記憶が身体に染みついた彼らにしか表現できない、
けれど誰もがもつ普遍的な情景と重ね合わせることのできる、いきてゆくことのかなしみとよろこびを、
シンクロらしい淡々としてあたたかみのあるタッチで描いている。

ちょっとおおげさにいうと、この作品に出会えたことでわたしは、自分の中にある、そしてきっと誰しもが持つ、
「弱さ」と「やさしさ」を認めることができるようになったのではないかと思う。

初演時、受付のお手伝いをしながら客席に入り込み、舞台をのぞいては目が真っ赤になるほど泣いていた。
「ぺこちゃん、ようそんな毎回泣けるもんやなあ」とみんなに笑われていたほど。
今回感動したのは、はじめてこの作品を演じるメンバーも含め、
ほんとうにこの作品を「大切に」演じているのを感じたから。
たくさんのひとに、つたわりますように…

東京で初日をあけた後、主軸メンバーの出身であるピッコロシアターに、はじめての里帰りも果たす。
神戸の人たちは、この作品をごらんになってどう思われるのだろう。
兵庫公演はスタッフとしてでなく、「おっかけ」してみようかな、と思っているところ。

シンクロナイズ・プロデュース第20回(10周年記念)公演
ピッコロシアター鑑賞劇場
『約束』
作・演出:久次米健太郎
東京公演:2008年1月10日〜13日 中野・ザ・ポケット
兵庫公演:2008年1月19日、20日 尼崎青少年創造劇場ピッコロシアター

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はる

今朝からぽかぽか小春日和の広島。

きょうは母と一緒に、母の実家の近く(同じ町内)の神社に行ってみた。
初詣は、年を越してすぐに子どもの頃から行っている別の神社にいってきたのだけど、
本来はうちはこちらの氏子なんだそうだ。
「何にもありゃーせんよ、地味でちっちゃい神社じゃに」
と母。地味でも派手でも、土地の神様じゃに。

で、いってみたら、すごい立派な神社でした!
きくと、十数年前に火事で焼失し、お社を新しくしたのだとか。
母は知らなかったらしく、驚嘆の声をあげつつきょろきょろ見回したり、
神主さんに話しかけたりと、ちょっと興奮気味でした。

お参りをして、おみくじひいて、母の実家の近くを歩きながら、ゆっくりうちへ帰った。
道すがら、柳の若葉がではじめていたり、なずなが花をつけていたり…
いくら温暖な瀬戸内でも、1月からこれは早すぎるんでないの?
ちょっと複雑な気分で歩く、小春日和の散歩道なり。

神様には、家族の健康と幸せ、そして楽しく仕事ができますようにとお願いした。
あたらしい恋は… うーん、ま、いいか。

こころがふっくらするような音楽のある場所をおとどけすべく、力を尽くして参ります。
ことしもよろしくおねがいいたします。

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