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つたえたいこと

シンクロナイズ・プロデュースのお芝居「生まれし君に、伝えたかったこと」が今週木曜(1/25)から幕をあける。先週土曜日からベニサン・ピットの稽古場で最終稽古をしていて、明日からは劇場に入り、仕込みが始まる。

昨夏、「夏の散歩道」という舞台をつくるにあたって、演出をひきうけてくれたシンクロ代表の久次米さんと、ゆっくり話す機会が何度かあった。
なんの話題から派生したのか忘れてしまったけど、
「ぺこちゃんて、勝つの嫌いやろ。人を押しのけていくくらいやったら、負ける方が気が楽やと思うタイプやろ。…僕もやねん」という話をして、二人してわらった。おたがい出世は、できそうもないなあ、と。

久次米さんの描く人間たちは、「勝ち進んでゆく」存在はいない。というか、身体を張ってせいいっぱい向かい風を受けるようにして闊歩する人にも、深い闇や、繊細でやわらかな部分があることに、焦点をあわせて描いている。
照明の芦辺ちゃんのつくる明かりにも、そういうところがあると思う。彼がつくるのは「あかり」というより「闇」だ。そこに、彼の豊かさがある。芦辺ちゃんにはときどき自分の企画で照明をお願いすることもある。「音楽の照明は苦手や」というけど、彼には聞こえない音をきく力がある。希有な存在だとおもう。

シンクロの舞台には、派手さはない。淡々として、不自然なまでの華やかさを好まない。そして、どちらかというと「意固地」に近い頑固さで、それを守っているようなところがあるようにおもう。わたしが彼らをこころからいとおしく思い、そして信頼しているのは、そこで通じ合えているからだと思う。


街でたまたますれ違った人、電車で隣り合わせになった人… その一人一人にも、その人のすごしてきた時間の重みと、その人につながる人の人生がある。それを思いやることが出来たら、悲しい争いはひとつずつ消えてゆくんじゃないだろうか。
彼らの舞台をみたあとに、そんなふうに思いを及ばせてくれる人がひとりでもいたなら、どんなにかうれしい。

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TRAVESSIAつうしん〜ショーロクラブの巻

一昨年のタルバガン公演以来、ちょっと間があいちゃいましたが、生音ライブシリーズ、ひさびさにやります。 
今回はショーロ・クラブ。 会場は近江楽堂です。

ショーロ・クラブのみなさんとは、昨年夏の北海道ツアー以来。ひさびさだなあ、うれしいなあ。
やや余談チックな話を一つだけ。
いつもクールで淡々とした風情のおっちゃんたちなので、ぱっと見あんまりわからないかも知れないですけど、
彼らは「ショーロクラブが大好き」で、「3人で演奏できることが、本当に楽しくて仕方ない」のだそうです。
おもしろいのが、3人でいるときにはそういう話にはまったくならないのに、お一人ずつとゆっくり話すと、さも楽しそうに出会いから今日までのこととか、出会えたことのうれしさなんかを一生懸命話して下さる。
そういう話をきいたあとで本番をきいたりすると、ちょっとじーんとくるよ。
そんなわけで、私も彼らのことが大好きです。(おっちゃんとか言ってすみません)

チケット、あしたから発売です!
バレンタインのプレゼントに「明日、一緒にライブ行かない?」なんてのも、いかが?
きゃー自分で書いててはずかしい… でもけっこうおすすめかも。むふ。
ショーロクラブのサイトでは先行予約も受付中です。

ショーロ・クラブ アコースティック・ライブ2007
日時:2007年2月15日(木)19:00開演(開場18:30)
会場:近江楽堂(東京オペラシティ内)
チケット:前売4,000円(当日500円増・全席自由)
     2007年1月10日発売
プレイガイド:オペラシティチケットセンター03-5353-9999
       TRAVESSIA 03-3335-6101/090-8720-0487

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ことしも

おだやかに年が明けましたね。
みなさま、今年もよろしくお願いいたします!

年末は両親と一緒にいわき市に短い旅をしてきました。
この夏からわたしが住まいを移す街。(東京と半々ですが)
旅をするには南方が好きなのに、どうやら住むには寒い土地のほうが縁があるのかなあ。しかしこちらは、佐渡とは違い、太平洋気候で冬は晴天が多く、きもちよさそうです(佐渡の鈍色の世界も大好きだけど)。
空の青がとても美しい! そしてお魚がおいしい! いい温泉が近くにある!
い、いうことなしじゃん… 
「こんどはあったかいときに遊びに来よう」と両親もたのしそうでした。

そのいわきに移る前の半年間。バイト先のプランクトンの公演なども含めると、
上半期は結局もりだくさんになりつつあります。
おいおいご紹介していきますが…

とりあえずTRAVESSIAでは、
2/15 ショーロクラブ・アコースティックライブ2007@近江楽堂
4/1 現代詩をうたうバンド DiVa 1日だけの復活ライブ@南青山マンダラ
の2公演を企画しています。

ショーロクラブはここ数年、年末にコア石響で完全自主でナマ音ライブをやってらっしゃったのですが、今年は年明けに、場所を変えて。TRAVESSIAの「アンプラグド・ライブ・シリーズ」第2弾として、やらせてもらうことになりました。もう、ぜったいきもちいいはず、近江楽堂でショーロクラブ!

DiVaは、夏の散歩道でもご出演頂いたヴォーカルの高瀬麻里子さん、ベースの大坪寛彦さん、そして谷川賢作さんの3人による、現代詩を歌うユニット。
実は5年前いったん活動を休止したDiVa。その後はソロやユニットでの活動をそれぞれに充実されていて、そんないまの3人が集まったら、どんな音が聴けるんだろうなあ! という半分好奇心で企画したライブです。彼ら自身も、新鮮な気持ちでこのライブに向かって下さっているように思います。
それがなんといってもいちばん! たのしみだ〜。

というわけで、いわき行きに向けてやや控えめながらも、心はふつふつとしておりますです。
だんだん、筋金入りの根無し草(変な日本語)となりつつありますが…
旅はまだ、これからです。
今後とも、仲良くしてやって下さい!

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