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別れは

「別れは、喪失感と、あたらしい出会いを経験させてくれる。
だからすばらしい。」

三茶のちいさな居酒屋にて、渋さ知らズのダンドリスト・不破大輔、かく語りき。
あんな大所帯バンドを、20年ちかくも続けておられる不破さんならではの、深〜い一言。
忘れないでおきたいなあ、と思って。

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広島人の一芸。

今日は、古くからの友人がふたり(そのうち一人は佐渡から)、うちを訪ねてきてくれた。女3人よりあつまって、恋の話とか誰かさんのうわさ話とか、どーでもいいことをぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。たまにはいいよね。

こうして友人がうちに遊びに来てくれるときは、たいていメニューは決まってる。
広島人の一芸、お好み焼きだ〜!
下ごしらえはすごく簡単だし、調理はライブなので見た目はとりあえず派手だし、少々失敗してもむりくりまとめられるので、おおざっぱな私には最適のメニュー。
だけど、それなりのこだわりはあるのよ。
キャベツは千切りにするとか、トッピングに納豆入れることだとか、仕上げに全体をまとめるための玉子は半熟仕上げ、とか。極めつけは、広島でだけ販売しているソースを実家の母にたのんでわざわざとりよせてるんです、その名も「カープソース」!! 自慢じゃありませんが、何を隠そう、今の部屋に引っ越してきたときにまず買った電化製品は掃除機とアイロンとホットプレートです(あとはもらいものでのりきった)。
こんな私の家に、ぜひお立ち寄り下さい。いつでも一芸お見せいたします。

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職業とことばづかい

ここのところ体調がすぐれず(ぜったいのみすぎ。3日断酒中)、
だらだらとひきずれないので、しょうがなく病院に行ってきた。
はじめていく、ちょっと大きめの病院。診察室がいっぱいあるぞ。
私を担当してくれたのは、いかにも新入りさんというかんじの、はつらつとした若者。
「そーですねー、ためしに、胃カメラいっときますか」
胃カメラ?! いっときますか?! 
…あんた、居酒屋のおすすめメニューじゃないんだからさあ。
まあ、あまり深刻にならないようにという配慮なんだと思うけど…
そのほかいろいろ問答したけど、要は日本語がへたくそなんだな。早口だし。
「じゃ、ま、一応予約は入れとくんで、検査受けて、そのあとオレのとこにきてください」
うーむ… 若者よ、やっぱりなんかちがうぞ。
飲み友達だったら、たぶんたのしくて、いい奴なんだろうな。
一生懸命、目を見て「伝えよう」としてくれるし。大事なことだ。
気持ちはわかる、わかるんだけど、白衣着てるときは、ちょっと気をつけてみるといいのになあ。

あと、ひげはちゃんと剃ってほしい。
どんなに小さな現場でも、本番の日に「いかにも無精なひげ」を残して舞台に上がってくる奴は、
あたしは嫌いだ。
…っていちいちいらいらしてるから胃も悪くなるんだってば。

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朝の海

竹富島の友人で、陶芸家の水野景敬さんが、代官山の無垢里というギャラリーで展覧会を開いた。きょうは最終日、すべりこみであそびにいくことができた。
水野さんアトリエ

うれしかったのは、無垢里のたてものが、竹富の水野さんのアトリエ兼自宅の五香屋と似て、玄関を入るとすぐに板間になっていて、そして水野さんと彰子さんの笑顔がそこにあり、まるで島に遊びに来たかのような気分になれたこと。
水野さんの器にかかれた魚(イユ)の目は、水野さんに似ててとてもかわいい。
わたしもひとつお湯呑をかって帰りました。

壁には、あきこさんの撮った、なつかしい竹富の海の写真が。
Akiko Mizuno

コンドイ浜の、おだやかで、美しい写真。
「これはいつ撮ったの?」ってきいたら、
「ついこないだの朝だよ。まだ春先で、もずくもでてなくて、浜が遠くまできれいでしょ」
あらためて写真をみつめてみたら、わー、心の中で風が吹いた!!
しゃらしゃらと耳をなでるような静かな波音もきこえてくる。
やわらかく、すきとおった光。
チャンネルを合わせれば、いつでもいけるんだ、あの海に。

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Fish in the Morning

WBC、もりあがってましたね。
私は、人が勝ち負けでエキサイトしすぎるのを見るのが本来好きではない。そしてクールなイチローさんがあんなにアグレッシブになってるのも、ちょっとびっくりしたというか… 
しかし、複数の人間がひとつにつながって集中力を発揮して、本来の力がフルに発揮されているという、あのエネルギー感はなかなか素敵なものだと思った。
これを音楽に変換してみたら、さぞかし美しいハーモニーになって聞こえることだろうなあ! とおもいながら、ぴかぴかにかがやいた男達の笑顔をながめておりました。

野球、というと最近思い出す曲がある。
千葉ロッテマリーンズ(だったっけな)が、昨秋、リーグ優勝したか日本一になったかしたときに、長年マリーンズファン(でしたよね?)の谷川賢作さんが直後のご自身のライブの1曲目に「マリーンズ優勝万歳!」と満面の笑顔で自作の「Fish in the Morning」を演奏されたのだが、それがもう、なんというか… 「わーもうとにかく、けんさくさんよかったっすね!!!」って客席の全員が祝福したくなるほどのハッピー&キュートなプレイで、それ以来、「野球」というとこの曲が自動的に聞こえてくるのでした。

最近、まだ不安定ながら少しずついろんなことがよい方向に向かい始めたかも、
と感じられるようになってきた。
やわらかく、すがすがしい気持ちで、たのしいこといっぱいかんがえよう。

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青色申告地獄。

はい、ここ数日ものすごい逃避モードでした。
最近会ってない友達に電話してのみにいったり、ビデオ借りてきてみたり、分厚い本買ってよんだり… だーから来週だよ、しめきりは!!
友達に電話したら(これも逃避の一環であった)「もう、ぺこちゃん、さすがに、やらなあかんで。」とやさしく諭され、8月31日の小学生気分で、かんねんして、夕方からこもりきりでやりました。やっと入力作業終了。
おなかすいたのできょうはこれでおわり。明日清書して提出だ〜!

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いちねんせい

ここのところ、時間をみつけては、文房具屋だの本屋の児童書コーナーだのをさまよい歩いている。「いちねんせい」の入学祝いをさがしているのだ。

佐渡にすんでいた最後の1年、わたしはこどもと住んでいた。
もちろん自分の子どもじゃありません(いてほしいけど)。
私の家は、独り者にはあまりにもでっかい5DKだったので、ときどき2世帯で住んでいた。最後に同居したのは、同僚とその奥さんと3歳児の3人家族だった、というわけ。

3歳のゆういちろうは、わたしがこの人生でであったすべての男の中で一番強烈なやつだった。
こんなちっこい体からなんでこんなパワーがでてくるんだ? と思うほどものすごいパンチでにこにこと殴りかかってくる。泣き声は部落中に響きわたらんほどの大きさ。私の部屋に来て引き出しを開けてはあれこれひっぱりだし、ぽんぽん投げちらかす。化粧品をだして、口の周りをぐるぐるのまっかっかにする。
だけど、とってもかわいい声と、くるくるの丸い目とで、わたしをたぶらかす。

体の底から、魂の奥から、愛を求めていた。まっすぐ。

なのに、わたしは退職前の不安とさびしさとで最後の数ヶ月は極限状態になっていて、
だんだんやつのパワーをもてあまし、ついつれなくしてしまった。
お別れの日、あまりにかなしくて、、「さよなら」も、「ありがとう」も、いえないで、だっこもしないで別れてしまった。
あのあと、一度だけ会ったけど、なんだかはずかしくて、お互いに目を合わせることもろくにできなかった。
いまでも、そのことを思い出すととっても悲しい。

そんなゆういちろうが、この春、一年生になる。
げんきかなあ。すこしは力の加減というものを覚えただろうか。
ほんとはとんでいって、だっこしたいなあ。でももう、抱き上げられないくらいでっかくなってんだろうな。
いろいろ考えながら、きょうも町をさまよってます。

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魅惑のわけ

先週は、仙台のおとなりの名取市で、Aguriの現場に立ち会った。
1年3ヶ月ぶりに一緒にお仕事をした。
彼らの音楽とは、すこし距離を置いての再会だったこともあり、
いろんな思いが渦巻いて苦しくもあったけれど、
やはり「音が生まれる場所」にいられることは幸せなことだと思った。
そして、やっぱり私は彼らのことが愛おしいのだ、と正直に思った。
こういう機会を与えられたことを、本当に感謝している。
って、こんなところで告白するのもどうかと思いますけど。

さて、先日、ペンタトニックに不思議な魅惑をかんじるのはなんでだろう?
ということをちょこっとこのブログに書いたんだけど…
名取のイベントで、Aguriのメンバーによるワークショップを2日間おこなった。のどうた&馬頭琴プレイヤーの嵯峨さんのワークショップをのぞいたときのこと。
嵯峨さんがホワイトボードを前に、「倍音」について説明をしていた。
倍音とは、基音に内包する2分の1ずつの周波数を持つ音。その内包された響きを特化させて響かせるのが「のどうた」なのです…というふうなことをとってもわかりやすく話ながら、「ひょろろー」と自在に音を操って聴かせてくれる嵯峨さん。
「いやー嵯峨さんいつもながらすごいなー」と思いながら聞いていたその瞬間!
…これじゃんっ!! 
いま聞こえてるこれは、ま、まさにペンタトニックじゃん!!
もしかして、ひみつがとけたかも!!!
ってはなしをワークショップの後で嵯峨さんにはなしたら「実は、あれ読んで書き込みしようかなって思ってたんだよね〜」と知的かつ不敵なほほえみをかえしてくれたのでした。
納得、そしてすっきり。嵯峨さんありがとう!
嵯峨さんのサイト・のどうたの会

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