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意地ぐぁー(12/29・本島)

沖縄の旅の風景を、これから数日かけて書いてみようと思う。

初日は、沖縄本島に。
早朝広島を発ち、昼前には沖縄に到着。
おもいのほか涼しいけれど、なつかしい空気に出迎えられる。
レンタカーで、本部の「美ら海水族館」へ。
1980年代に開催された海洋博の公園跡地につくられた世界最大の水槽をメインとする水族館。冬休みということもあり、人でごった返していた。アメリカ人のカップルや親子も多く目につく。
水族館は想像していたよりこぢんまりとしていたが、水槽内の照明に自然光も採り入れられており、とても気持ちよく、美しい。
地元のリピーターも多いという話はうなずける気がした。
そして、眼前にひろがる広大な公園と、そのむこうの海岸がなんとも心地よかった。

夜、国際通りで食事を簡単にすませて、私は大学時代の友人にあうため、うわさの新交通システム「ゆいレール」にのって出かけた。
7月にオープンしたばかりの、ぴかぴかのモノレール。終戦直前の地上戦で路面電車を破壊されて以来、58年ぶりに開通した「レールもの」。沖縄のひとは内地にでるとまず電車の乗り方にとまどう、なんて話を聞いていたものだから、なんとなくおそるおそる、という感じで駅に向かった。いざ利用してみると、お客さんも含め全体的に整然とした雰囲気で、なんか沖縄じゃないみたい、なんて勝手におもってしまった。
高い位置から見下ろす車窓の風景はなかなかなものである。

友人の音楽仲間たちの忘年会にすこしだけ合流させてもらった後、ふたりでなじみのバーに足を運んだ。
彼女とは、受験生の時に師匠の紹介で知り合って以来、はや15年来のつきあいだ。同学年の専攻生の中で唯一プロのクラリネットプレイヤーとして、地元沖縄で活動している彼女。

今年ははじめて、沖縄唯一のプロオケ「琉球交響楽団」の国内ツアーに参加したのだとか。その旅で刺激的な経験ができたよろこびを、熱のこもった調子で語ってくれた。
「なんていったらいいかね、今日の本番を絶対にいい演奏にするんだっていう、意地ぐゎー、ていうかさ、そういうものを初めて全身に感じながら、本番に迎えるようになったわけ」(「ぐゎー=小」は、名詞のしっぽにくっつける「愛しきもの」みたいな意味の接尾語)

彼女がいいたかったのは、目標を明確にさだめ、それを実現するための集中力、というような意味だとおもう。

意地ぐゎー。この言葉がやけに気に入っている。

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